白夜が降臨する。
十二の使徒が、施設の廊下を歩み始める。
——救いを謳うものほど、最も多くの命を要求する。
白夜は、収容物として直接出現することのないアブノーマリティである。 彼が施設に現れるためには、別の収容物 "Plague Doctor(ペスト医師)"からの変化を経る必要がある。 変化の引き金は、ペスト医師との特定の作業 — つまり彼の降臨は、管理人の選択を経た結果として施設に到来する。
降臨後の白夜は、施設の中央に 救世主のような姿で浮遊し、十二人の使徒を施設内に放つ。 作業ダメージは PALE 7〜8、暴走時の波動は PALE 40。ゲーム速度の変更・一時停止が完全に封鎖される。 ALEPH 級の中でも、最も "施設全体が世界観に飲み込まれる" 種別の終末。
天より、白い光が降りてきた。
十二の影が、それぞれの定めに従って広がった。
——救世主は、誰かの代わりに死ぬのではない。
誰かを、自分の代わりに死なせるために来たのだ。
最も安定するのは 愛着・抑圧(Lv.3 以上)で、両者とも 45% 程度。洞察は Lv.5 でやっと 40%。 本能は完全失敗(0%)のため絶対に選ばない。 通常の作業相性表よりも、カウンター減少タイマーとの戦いが運用の本質となる。
ゲーム内時間 1 分 30 秒ごとにカウンターが自動的に 1 減少する。 この個体は "放置するだけで暴走する"仕様を持つため、1 分半に 1 回は何らかの作業を行う必要がある。 タイマーは作業を行うたびにリセットされる。
カウンター 0 で白夜が降臨する。施設の中央メインルームに浮遊し、1 分ごとに赤いリング状の PALE 波動を施設全域に放つ。 波動のダメージは PALE 40(即死級)。
同時に、十二人の使徒が施設内を徘徊し始める。 さらに、職員の一部がアブノーマリティ化することがあり、敵性存在として施設に吸収される。
ゲーム速度の変更・一時停止が 完全に封鎖される。 通常の鎮圧手順 — 一時停止して指示出し — が使えなくなるため、 常時リアルタイムで全フロアの戦況を捌く必要が生じる。
鎮圧成功条件は、白夜本体の HP を削り切ること。ただし作業中の Good 結果による全職員回復という強力な恩恵もあり、 "勝てるなら強引に押し切る価値がある" 個体でもある。
高レベルの愛着・抑圧適性、WHITE 耐性スーツ装備の Lv.5 上位職員のみで挑む。 十二使徒対応のため、遠距離 PALE 武器持ちの後衛を最低 4 名分散配置。 白夜降臨は施設の最終試練の一つ — Day 30 を超えてから挑戦するのが望ましい。
WhiteNight は、新約聖書のイエス・キリストおよび十二使徒を直接参照したアブノーマリティである。 中央に浮遊する救世主の姿、十二人の使徒、施設全域への "光の波動"、Good 結果による全員回復という恩恵 — これらは 救済の構造そのものを、Project Moon の文脈で再解釈した形で描いている。
E.G.O「Paradise Lost(楽園喪失)」は、ジョン・ミルトンの叙事詩と同名。 サタンが楽園から堕ちる物語を引き、"救世主に出会った代償としての堕落"を装備の象徴に置く。 白夜鎮圧時のみ入手可能、製造不可という仕様は、この個体との出会いが 一度きりの "選択された堕落"であることを示している。
Plague Doctor からの変化という設定は、"ペスト医師(中世の医療の象徴)が、信仰によって救世主へと変質する"という暗喩。 Project Moon の都市世界における "信仰" の危険性を、最も直接的に体現する個体である。