名前のない者は、名前のために誰かを欲しがる。
泣き止ませるためには、ひとつ、命が要る。
羊水のように青白く濁った液体に包まれた、名前のない胎児。HE 級。脱走しない。 だがカウンター 0 になると、泣き始める。泣き声は同部門全体に WHITE DoT(10 秒ごとに 10 ダメージ)を与え続け、 さらに他アブノーマリティのカウンターを 15 秒後に 1 減少、以降 40 秒ごとに減少させる連鎖事故源になる。
泣き止ませる手段はひとつだけ — "犠牲作業"。ルーレットでランダムに選ばれた職員が、 無敵状態で収容室へ歩いていき、到着した瞬間に死亡する。胎児は泣き止み、カウンター 1 に回復。
名前を与えられなかった子は、名前を欲しがって泣き続ける。
誰かが代わりに名乗らない限り、泣き声は止まらない。
——施設は、その代わりを ルーレットで選ぶ。
| 作業傾向 | 適性 | Lv.1 | Lv.5 |
|---|---|---|---|
| 本能 | 高(Lv3+ で最安定) | 40% | 60% |
| 洞察 | 低(平坦) | 20% | 30% |
| 愛着 | 低(平坦) | 20% | 30% |
| 抑圧 | 低(平坦) | 20% | 30% |
カウンター 0: 胎児が泣き始める。部門全体に WHITE 10 ダメージ(10 秒間隔)。 他アブノのカウンターも 15 秒後に -1、以降 40 秒ごとに減少。放置 = 施設崩壊。
犠牲作業: 唯一可能な指示。ランダムルーレットで職員 1 名が選ばれる。 優先度は "収容部門の職員 → 施設全体の職員"。パニック中の職員は対象外。
選ばれた職員: 無敵化して収容室へ歩く。到着した瞬間に 死亡。胎児は泣き止み、カウンター 1 に回復。
本能特化、WHITE 耐性のある職員。配置時は "犠牲ルーレットで失っても支障の少ない職員" を該当部門に集める運用も。
本アブノーマリティは、名前を与えられず葬られた胎児のモチーフを起源とする。 中絶 / 死産 / 名付けられぬまま消えた命 — それらの集合的な悲しみを物理化した存在。 "犠牲ルーレット" は、"誰かの代わりに、別の誰かが命名される" という置換の暴力を、 ゲームシステムで直接的に表現している。E.G.O 名 "Syrinx" はギリシャ神話の精霊の名で、葦笛の起源 = 泣き声に対応する。