「これ、あげる」
少女は微笑んで、ハートを差し出す。受け取った者は、もう、別のものに優しくしてはいけない。
無垢な少女の姿をしたアブノーマリティ。HE 級。レティシア自身は脱走しない。 作業結果が "普通" になると、職員に ハート型のギフトを授ける。一見ステータス変化なし、24 時間で消滅する純粋な好意 — に見える。
しかしギフト持ち職員が レティシア以外のアブノーマリティに 10 秒間作業を続けると、職員は即死し、"小さな魔女の怪物"(Little Witch Monster)が部門に出現する。 怪物は HP こそ低いが、連続 RED 攻撃で職員を削り続けるため、放置すれば部門が壊滅する。"嫉妬"を物理化した存在。
"あげたのに、別の子に行くの?"
"それは、ひどいよ"
——少女の好意は、独占欲と境界を持たない。
① ギフト発生:"普通" 結果でハート型ギフト付与。ステータス変化なし、1 日で自動消滅。
② 嫉妬の発動:ギフト持ち職員が 他アブノに 10 秒継続作業 → 職員即死+怪物発生。
③ 即キャンセル:10 秒経つ前に作業を 即中断すれば死亡しない。動線管理が全て。
④ 小さな魔女の怪物:HP 低めだが、連続 RED ストライクで職員を削る。徘徊し続け、放置で部門壊滅。
⑤ 抑圧禁止:抑圧作業は全 Lv で成功率 0%。事故の最大原因のため絶対禁止。
愛着が得意な Lv.3 以上の職員。作業管理が丁寧で、ギフト付与後の動線を "レティシアにのみ戻す" 運用ができる人員が望ましい。 WHITE / RED 耐性の高い職員を予備に置いておくと、怪物発生時の鎮圧がスムーズ。
本アブノーマリティは、"無垢な好意の独占性" をモチーフとする。 童話的な少女像 — 贈り物を渡し、その見返りに "あなたは私だけのもの" という呪縛を要求する存在 — の現代的な解釈。 "小さな魔女の怪物" の名は、レティシアのギフトを受け取った職員の 裏切りの代償 としての魔女狩りの構図を反転させたもの。 ロボトミー世界における HE 級・低脅威に見えて高致死性、という典型例で、動線管理の教科書的アブノとして機能する。