「時間は、戻せます」
4 つのライトが点るとき、Lv.5 が握れば施設は救われ、Lv.4 以下が握れば施設は終わる。
逆向きに進む時計の姿をしたアブノーマリティ。WAW 級。脱走しない。 Lv.3 以上の職員が使用するごとに 4 つのライトが 1 つ点灯。Lv.3 未満は何も起きない(使用回数だけカウント)。 4 つすべて点灯した "フルチャージ" 状態で発動条件が分岐:
Lv.5 が使用 → 救済発動:使用者と時計が消失、施設全体が その日の最高エネルギー値まで巻き戻る。
救済の効果:
① 脱走中の 全アブノーマリティを即再収容
② 全試練を即鎮圧 / ③ 全クリフォト暴走解除(特殊暴走含む)
④ 全クリフォト過負荷解除(部門全滅ペナルティ除く)/ ⑤ 失ったエネルギー回復
例外:白夜・黒の兵隊には効果なし。終末鳥・調律者・赤い霧・深夜の試練・赤い靴は 再収容できない(鎮圧効果は有り)。黒鳥の夢には効果あり。
Lv.4 以下が使用 → 施設壊滅:使用者以外の 全職員が死亡または殺人性パニック。事実上のゲームオーバー級。
使用者は救済時にも死亡扱い。試練報酬エネルギーは消失し、鎮圧ミッションにもカウントされない。 "奇跡の代償は管理者の主力 Lv.5 一人" — Project Moon 屈指のリスク・リターン装置。
"時間を戻せるのは、最も信頼された者だけ"
"——その者は、戻された時間の中に、自分の居場所を持たない"
逆行時計は、救済者を求めている。けれど救済者は、必ず、消える。
Lv.5 職員(必須)。フルチャージ発動者は確実に消失するため、"消えてもいい主力"ではなく、"このターンで全てを救うために犠牲になれる主力" が望ましい。 誤操作防止のため、Lv.4 以下の職員を周辺に置かない動線設計が重要。
本アブノーマリティは、"時間を巻き戻すことの代償" — H.G. ウェルズ『タイムマシン』、ニーチェの永劫回帰、仏教の時間観などの時間哲学を融合したモチーフ。 "使用者は消える" 仕様は、"時を遡る者は、遡られた時間の外側に置き去りにされる" という時間旅行のパラドックスの戯画。 Lv.5 のみが扱える設計は、"奇跡を起こすには、奇跡を起こすに値する者が必要" という騎士道的・宗教的価値観。 ロボトミー世界において "その日の進捗を 1 人の犠牲で完全保存できる" 装置は、Project Moon の労務倫理の極限 — "管理者は最も信頼する人員を、いつでも資源として消費できる" という、ALEPH 級にも匹敵する重みを持つ。