巣を見つめた者は、糸を辿って中心へ向かう。
中心には、いつも、母が待っている。
収容室の天井から床まで張り巡らされた 暗紫色の蜘蛛の巣。中央に大型の母蜘蛛、周囲を多数の子蜘蛛が這う。 脱走しない。クリフォトカウンターも持たない。ただし 洞察作業を行うと、職員は瞬時に繭化される。
慎重ランク 1 の職員が子蜘蛛を踏むと、同じく繭化。繭化された職員は 即死扱い。 繭の数は最大 5 つまで表示され、それ以上も内部的にカウントされる(PE 増加に加算)。
母というのは、子を守る存在である。
子を守るために、外の世界から、いくつもの "餌" を運ぶ存在でもある。
——どちらが先で、どちらが後だったかは、もう、誰にもわからない。
| 作業傾向 | 適性 | Lv.1 | Lv.5 |
|---|---|---|---|
| 本能 | 高(最安定) | 60% | 65% |
| 洞察 | 完全失敗(即繭化) | −50% | −50% |
| 愛着 | 普通 | 50% | 55% |
| 抑圧 | 普通 | 40% | 45% |
繭化条件: 洞察作業を行う/慎重ランク 1 の職員が子蜘蛛を踏む。
繭化された職員は即死扱い。 表示は最大 5 つまでだが、内部的に 6 つ目以降もカウントされ、PE 生産量が増える。
つまり、"職員を意図的に繭化させて PE 効率を上げる" 運用も理論上可能だが、コストは命。倫理問題が付随する個体。
慎重ランク 2 以上、本能特化、RED 耐性のある職員。洞察特化の職員は近づけない。
Spider Bud は、世界各地の 母性的な蜘蛛神話を引いた個体。 ナバホ族の "蜘蛛おばあさん"(Spider Grandmother)、ギリシャ神話のアラクネ、世界神話における "織る存在 = 創造する母" の系譜。 T-prefix(Trauma 由来)が示す通り、"守る母" と "捕食する母" の二面性から具現化した。