「中に入れば、あなたは無敵になります」
けれど、外では 残された施設が、ひとつずつ、悲鳴を上げ始める。
1 名のみが入れる、コンクリートと鋼鉄製の小さな避難所。HE 級・施設型。脱走しない。 入った職員は 完全無敵+ HP/SP 回復を得る。あらゆる脱走アブノーマリティの追跡からも切り離される。 緊急回避としては施設内最強クラスの装備。
ただし、30 秒以上避難し続けると、施設内のランダムなアブノーマリティのクリフォトカウンターが 0 になる。 以降 5 秒ごとに繰り返し発生 — 出ない限り、施設全体が次々と崩壊していく。 "自分だけの安全" を求めた代償が、"他のすべての場所が脱走する" という形で支払われる。HE 級にして極めて重い使用責任を負う。
"3 月 27 日、私たちは、ここに、避難した"
"——他の人たちが、どうなったかは、知らない"
シェルターは、入る者を完璧に守る。それ以外の、何ひとつとして守らない。
① 入室効果:1 名のみ収容可能。完全無敵+ HP/SP 回復。脱走者の追跡対象から外れる。
② 30 秒の壁:30 秒未満の使用は完全に安全。回復+追跡切断の純粋な恩恵。
③ 30 秒超過:施設内のランダムなアブノのカウンターが 0 になる。
④ 5 秒繰り返し:以降 5 秒ごとにカウンター 0 が連鎖発生。長居 = 施設崩壊。
⑤ 追跡切断:脱走者から逃げる職員が入ると 追跡が切れる。CENSORED や Nothing There のターゲット切り替えに有効。
⑥ 単独収容:1 名しか入れない。複数人を救おうとしてはならない。
HP / SP が低く、緊急回復が必要な職員。 追跡されやすい職員(CENSORED や Nothing There の追跡対象になっている時)の一時退避に最適。 管理者プレイヤー側のタイマー意識が運用の核 — "30 秒経ったら必ず出す" という規律を守れない者には使わせない。
本アブノーマリティは、"3 月 27 日" という具体的な日付を冠することで、核戦争・大災害シェルターの都市伝説をモチーフとしていることが示唆される。 "自分だけが助かるシェルター" の倫理的代償 — 他者を見捨てて生き延びる罪悪感 — を、施設全体のクリフォトカウンター連鎖崩壊として実装。 HE 級・恩恵が極端に強力(完全無敵)でありながら、使用 30 秒で施設全体を犠牲にする という設計は、Project Moon 世界の "個人の安全と組織の存続は両立しない" という地下都市倫理を体現する。 "3 月 27 日" の出典は明示されていないが、ロボトミー世界における何らかの大災害日 — あるいは前作『軍隊で死神に喰われた人魚の話』との接続 — を示唆する考察もある。