「祝福を、受けなさい」
枝は優しく差し出される。5 人目の祝福が下りた瞬間、樹は本性を現す。
細い枝先に黄緑色の葉を茂らせた、瘤の多い樹。WAW 級。本体は脱走しない。 作業した職員に "祝福"(Blessing)を与え、MP 上昇+作業成功率上昇の恩恵を 1 名 1 回限定で授ける。 ただし、祝福された職員が 5 人に達すると、寄生樹は変質し、祝福者全員が徘徊性パニックに陥る。
徘徊者は鎮圧不可で、時間経過と共に 苗木(Saplings / D-04-108-1) へと変化していく。 苗木は移動しないが、WHITE 9-12 の有毒ガスを放出し、伝染性を持つ — MP 0 になった職員が苗木化する連鎖が、施設を埋め尽くす。 抑圧作業は即カウンター 0 の地雷、放置でもカウンター減少。"優しさを装う寄生" の典型。
"祝福は、贈り物だ。けれど、贈られた者は、もう、自分のものではなくなる"
"——5 人目の祝福が下りる時、樹は、収穫の時を迎える"
聖なる枝は、いつでも、寄生する側だった。
① 祝福付与:作業終了時、職員に Blessing 付与。MP 上昇+作業成功率 +5(1 人 1 回限り)。
② 5 人ルール:祝福者が 5 人到達 → 寄生樹が変質、祝福者全員が 徘徊性パニック。
③ 苗木化:徘徊者は時間経過で 苗木(D-04-108-1)へ変化。鎮圧不可。
④ 苗木のガス:WHITE 9-12 / 移動なし。伝染性が高く、MP 0 職員 → 苗木化の連鎖。
⑤ カウンター減少:抑圧作業 / 寄生樹放置(他アブノ作業 5 回) / 他アブノ脱走(30%)。
⑥ リセット条件:苗木全滅で寄生樹本体のカウンター回復。遠距離火力で一掃。
WHITE 耐性が高く、MP の高い Lv.4 以上の職員。 苗木鎮圧用に 遠距離攻撃 / 高火力部隊を予備に置く。 祝福者カウンターを 4 人で止める運用が鍵 — 5 人到達は即崩壊なので、毎日カウントを意識する。
本アブノーマリティは、"宿り木(Mistletoe)" の寄生植物としての生態と、北欧神話のバルドル殺害の神話を融合したモチーフ。 祝福を授けながら宿主を蝕む構造は、"善意による寄生 = 制度化された搾取" の比喩でもある。 E.G.O 名 "Hypocrisy"(偽善)は、寄生樹が見せる "聖なる祝福" の正体を直接的に名指したもの — Project Moon らしい辛辣な命名。 苗木の WHITE ダメージと伝染性は、"善意のコミュニティが内部から腐敗する" カルト宗教の構造を、ゲーム機構として翻訳。 祝福者 5 人 = 地獄、というのは "コミュニティが臨界規模を超えると暴走する" という社会力学の戯画でもある。