「飲めば、すぐ元気になります」
けれど、20 秒後、ロシアンルーレットの確率は、毎回上昇していく。
巨大な樹から滴る粘性のある緑の樹液。HE 級・ツール型。脱走しない。 使用後、職員は HP/MP の全回復を得るが、20 秒経過で 一定確率で爆発(即死)。 爆発時は周囲の職員にも 30 WHITE ダメージを与える。
使用回数に応じて爆発確率は 15% ずつ上昇(最大 60%)。3 回目で 30%、5 回目で 60% という配分。 緊急時の全回復としては施設内屈指の強さだが、使用回数の管理を誤れば "飲んだ瞬間に死んでいたかもしれない人" を量産する。
"全身に、命が満ちる"
"——けれど、満ちすぎた者は、20 秒後、外側から崩れていく"
樹液は、命の濃さを、決して間違えない。
HP が高く、WHITE 耐性のある Lv.3 職員(巻き込み対策)。 高確率帯(45-60%)で使用する場合は 死亡しても影響が少ない職員を選ぶ。 "管理者の精神的余裕" がそのまま運用安全度になる装備。
本アブノーマリティは、"世界樹(Yggdrasil) / 不死の霊薬(Soma / Amrita)" の神話的モチーフを、現代的な確率論的副作用と結合した個体。 "飲むほど効果は大きいが、確率的に身体が壊れる" という構造は、北欧神話のミミルの泉 / インド神話の不死の甘露の "代償としての肉体" を、ゲーム機構に翻訳。 HE 級・全回復+ロシアンルーレット型副作用という設計は、Project Moon 的な "確率は管理者の精神を試す" という典型例で、"使えば使うほど判断が怪しくなる" という心理的圧力を含意する。 "巨木" の樹液という選択は、不死の生命を得るための "生命の樹(Tree of Life)" の系譜にあり、聖書創世記との接続も示唆される。