「もっと、激しく、打ちたい」
心臓は欲する。攻撃を与え続けなければ、装着者の精神ごと、心臓のリズムは狂っていく。
動き続ける、生きた心臓。TETH 級・ツール型。脱走しない。 装着すると、心臓の鼓動が職員の "暴力性" を増幅し、攻撃速度や破壊欲を強化する。 ただし、30 秒以内に返却命令または 誰も攻撃しないまま返却すると、装着者は パニック状態に陥り、暴力性が暴走する。
長時間装着後に攻撃しないままでも、暴力的パニックが発生。心臓は "攻撃する欲望"を満たされなければ、その牙を装着者自身に向ける。 戦闘職員に持たせれば強力な強化ツールだが、非戦闘職員には絶対装着してはいけない。
"鼓動は、誰かを傷つけるために、打たれる"
"攻撃しないなら、なぜ、お前は私の中に生きている?"
——心臓は、自らの存在意義を、装着者に問い続ける。
① 30 秒ルール:装着後 30 秒以内に返却命令 → パニック。
② 攻撃ルール:誰も攻撃しないまま返却命令 → パニック(暴力性の餓え)。
③ 長時間餓え:長時間装着後に攻撃しない → 暴力的パニック(最も激しい)。
④ 強化効果:条件を満たして装着中は、攻撃速度・暴力性が強化される(戦闘員強化)。
⑤ 安全な解除:30 秒経過 + 1 回以上の攻撃遂行。クレイジーリサーチャーのノートと違って爆発はしないが、パニックは部門連鎖死を招く。
攻撃速度の高い、戦闘に慣れた Lv.2 以上の職員。 装着中に必ず攻撃機会がある状況 — 脱走対応中・大暴走中・訓練ターゲット用意 — でこそ真価を発揮する。 管理運用に不慣れな新人プレイヤーは、狂研究者のノート(爆発)と Heart of Aspiration(パニック)の違いを意識すると事故が減る。
本アブノーマリティは、"志・熱望(Aspiration)" を物理化した心臓として設計されている。 "何かを成し遂げたい" という人間の根源的衝動を、"攻撃しなければ存在意義を失い、装着者を破壊する心臓" へと反転させた構造。 TETH 級・ツール型でありながら、運用条件が極めて厳格 — 30 秒・攻撃 1 回・継続的な暴力対象 — というのは、ロボトミー世界における "志を持つ者は、絶え間ない行動を要求される" という労働倫理の戯画。 名前 "Aspiration" はラテン語 aspirare(呼吸する/熱望する)に由来し、心臓と呼吸 — 生きることそのもの — の比喩を内包している。